株式会社ケイプラス  代表取締役 栗林尚武

品質水準を高く問われ、高付加価値のMIL規格コネクター、航空機向けケーブル及び周辺部材、
産業用コネクター、民生用電子/機構部品、電子管、コンデンサーなど多岐に渡って輸入販売を
行っている株式会社ケイプラス、栗林社長にお話を聴きました。

栗林尚武 代表取締役
メーカー営業として陸上用汎用無線通信機、顧客要求を反映した受注開発型の無線通信機及び
海上レーダー装置等の航法機器を全世界の陸上及びマリン市場への輸出販売に10年間携わる。
その後外資電子部品メーカーにて民生用コネクター、メモリーカードの海外販売、
MIL規格コネクター等特殊コネクターの輸入販売を約12年手がけた。
その間韓国合弁企業でのGMも勤め韓国内での友人、知人も多い。
更なる顧客満足とビジネスチャンスをめざし、1999年11月、神奈川県大和市に(株)ケイプラスを
設立、2002年5月に横浜市青葉台に移転現在にいたる。







ケイプラスの現状や事業環境についてどのようにお考えですか?
実は1999年の創業時、今が日本経済のどん底と思ってまして、ここでビジネスを立ち上げれば
環境的にはこれ以上悪くはならずあとは上昇のみと楽観視していたのは大いに甘かったと反省
しております。 その後通信、金融を始め更なる不況となり、リストラの嵐が吹き荒れたことは
周知のとおりです。 中国中国と草木がなびくがごとく生産シフトも進行し、部品商社も淘汰の時代
となりました。 そんな厳しい中をなんとか乗り越えてこれたのは多くの企業、人々の支援のお陰
です。 新規参入者にとっては顧客の確保というのが最も難しい環境ではあったのですが、
それは先行商社にとっても同じことで実績、経験というものが余り役に立たず、個々のメーカー、
商社が生き残りをかけて既存、新規を問わずに納入業者選別に走っているといえます。
競業他社との優位性が何かが常に問われ、良いものを早く、安く、ベターサービスを提供できる企業
だけが生き延び且つ成長できる時代だと思います。 この努力を怠ったら最後、例え系列企業
間でさえ、見放され切り捨てられてしまいます。 全社一丸で極めの細かいサービスを心がけ 
一歩一歩ではありますが顧客の信頼を得、取引企業の増大につながり今までやってこれたと
思います。 今後もFace to Face から始まる人間関係を大事にすることはどんな時代になろうが
忘れてはならないことと思います。

部品専門商社としては顧客と同様に仕入先との信頼関係も大切で生命線ともいえるものです。
お客様からの要求は価格優先、納期優先、メーカー指定の有無を始め実に多様で、それらに
応えるためには多数の仕入元を確保し且つ取扱商品拡充が不可欠です。
又どんな質問、要求に対してもていねい且つ迅速な対応を弊社の売りとして心がけております。
見積り要求に対しても、グローバル24時間の時差を活用し翌日回答に努めています。
品質保証要求に対しては極力明快に提示しております。

高い信頼性を求められるMIL規格品、あるいは準拠品のアプリケーションは防衛機器、航空機器、
宇宙産業、工作機械、医療用機器、ロボット関連機器、鉄道、エンジン装置、通信機器、
制御用機器、原子力発電、等多岐に渡っており尚且つ最近の時流ともいえる中国を始めとする
海外生産シフトがしずらい分野であることが厳しい経済情勢下での経営安定化に寄与していると
思われます。 創業以来堅実に伸びているといえども、その成長は極めてゆっくりしたものです。
しかしながら創業以来の経済状況、ニッチともいえる市場からいえば良しとせねばと思っています。

現在の市場をどう見ていますか?
少しずつ明るさも見えてきました。
防衛航空機器市場は昨年、今年と狭間期でしたが来年度くらいから多少新規プロジェクトも動き
始めるのではと期待しております。 ボーイング次期主力機の日本企業向け発注率が10%程度
向上する等の明るい話題もあります。 設備投資も底を打ち上昇に転じてきております。
とは言え、弊社程度の企業で景気の動向云々というのはおこがましく新規客先、新規取扱商品
開拓努力が先決と認識しております。

今後の事業展開は?
国内航空機産業が拡大基調にあるのは間違いないと思います。そこで新規領域事業として、
高付加価値のMIL規格あるいは航空機会社認定の航空機向けセミリジッドケーブル及び周辺部材
を手がけるようになりました。 期待しています。 輸入販売は全体の80%ほどですが、あとの
ビジネスは国内商社機能で事業していますので、これも拡充していきたいと考えています。
例えば飲食店のような分野でも、急速な発展、拡大の結果顧客サービスの低下を招き
結果的に客離れが起きることは良く見受けられます。 弊社もこの点は常に留意し身の丈に合った
拡充を目指していきたいと考えます。 

最近のトピックスは何か有りますか?
特に大きなトピックスは無いのですが、国内メーカー時代の、あるいは外資企業時代の、はたまた
韓国合弁企業時代の古き仲間、友人、知人、取引先の人々との損得勘定抜きでの交流が財産に
感じてます。 楽しいだけではなく、お互いに助けたり助けられたりしながら結果的に事業そのものに
大いに寄与していることが良くあります。 どうしても自分同様居酒屋で一杯が好きな相手に偏りがち
なのが難ですが。。。

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