Force10 Networks7500万ドルの投資資金を獲得

6/7,  2004  Force10 Networksは、749万ドルの投資資金を獲得したと発表した。これは過去2年でネットワーキング業界最大規模の投資の一つ。この投資を主導するMeritech Capital PartnersMorgenthaler VenturesCrosslink Capitalが新に加わった。U.S. Venture PartnersNew Enterprise AssociatesWorldview Technology Partnersなどの既存の投資家も今回の投資ラウンドに参加。

 最近Force10の装置を導入した顧客は、NTT-MENASAMCIなど多数あり、同社の市場シェアは急速に伸びている。Dell’Oroグループの最近のEthernetスイッチレポートでは、Force10は、2004年第1四半期のレイヤー3 10GbEポート出荷で、前期比9%増として36%の市場シェアを獲得し、業界をリードしている。

 なお、Dell’Oroグループによると、10GbE市場は、キャンパスバックボーン、インターキャンパスコネクション、巨大データセンタなどハイエンドプラットフォームを必要とするセグメントでの導入が進み、2008年には24億ドル規模となる見込み。

Newport、 Spectra-Physics3億ドルで買収

6/1, 2004  ニューポート(Newport Corporation)はスペクトラ・フィジックス(Spectra-Physics)3億ドルで買収することでThermo Electron Corporationと最終的な合意に達した、と発表した。スペクトラ・フィジックスは、サーモ・エレクトロンの光技術事業の全体をなすものである。買収価格は、現金2億ドル、ニューポートの普通株5000万ドル、2009年支払いの5%利息約束手形が5000万ドル。買収諸手続は20047月に終了の見込み。

 この買収についてニューポートの会長兼CEORobert G. Deuster氏は次のようにコメントしている。

 「このユニークな組み合わせによってわれわれはレーザおよびフォトニクス装置、動作制御、自動化などの技術でリードすることができ、フォトニクス業界のパワーハウスに転ずることになる。光を作り、管理し、計測することを必要としているカスタマーにとって統合されたわが社は世界第一級のリソースとなりうる。」

 さらに同氏は、「新しいニューポートは統合された技術を手に入れることになるが、これによってわれわれは世界の急成長する市場にこれまで以上に貢献できるものと思う」と続けた。

 この買収で、年間の売上が約4億ドルの会社が誕生することになるが、買収関連の費用を除けば、利益がでる企業である。同社の説明によると、生産、販売、コストでのシナジー効果は大きいという。Deuster氏は「この買収によって、フォトニクス、バイオフォトニクス、それにナノテクノロジー市場でニューポートにとって新規の拡張機会が多くなる」と続けている。

RHK、世界のサービスプロバイダの設備投資に回復感

5/27,  2004  調査会社RHKの調査によると、世界のサービスプロバイダ投資(CAPEX)は、今後5年間は概ね安定的に推移する見込み。近年CAPEXの現象が深刻な問題となっていたが、RHKの調査結果からは業界にとって芳しい展開が期待できる。為替レートの変動を無視すると、2003年のCAPEX減少は11%、その前年は30%だった。

 2003年のCAPEXは世界規模で見ると2140億ドルで、これはサービスプロバイダの売上の17%。「売上に対するサービスプロバイダのCAPEXは、われわれの見方では、維持できるレベルに来た」とRHKテレコム経済研究のプログラムディレクタ、Sing Yin氏は分析している。過去においては、投資比率が32%にまで高まったことがあった。

 世界的に投資が安定化したと言っても、地域的な「ホットスポット」は存在する。例えば、中国やインドのように急速に立ち上がりつつある市場では加入者急増に対応してワイヤレスインフラへの投資はアグレッシブだ。なお、RHKは、業界の課題はまだ存在する、と警告している。競争と価格ダウン圧力が弱まっているわけではないので、収益の先行きがどうなるかは見えていない、と言うのがRHKの指摘するところだ。

OIFNPF、 次世代インタフェースで協力

6/3, 2004  Optical Internetworking Forum(OIF)Network Processing Forum(NPF)は、5月にハンガリーのブダペストで行われた最初の合同会議の結果を発表した。この合同会議は、OIFのキャリアワーキンググループから提出されるカスタマーの貴重な意見を両グループが聞き、議論する場を提供するものである。特に、OIFのフィジカルおよびリンクレイヤー(PLL)NPFハードウエアワーキンググループが会議に出席し、次世代のパケットインタフェースについて議論した。加えて、OIFのアーキテクチャとシグナリング、およびNPFソフトウエアワーキンググループが、今後協力する可能性のある技術分野を検討した。

 この協力の狙いは、NPFStreaming Interface(SI)OIFSystem Packet Interfaces(SPIs)、この両方の後継インタフェースを開発することにある。この次世代のインタフェースの動作が効率的であること、高速データリンクへのスケーラビリティが求められている。こうした開発の狙いをサポートするために、NPFScaleable Streaming Packet Interface(SSPI)と呼ばれる新しいプロジェクトをスタートさせている。新しいインタフェースの狙いは、シリアル電気インタフェースで、銅線差動ペアで510Gbpsでの動作。SSPIの計画には、OIF CEIプロトコル(CEI-P)64/66エンコード10GbEインタフェースとともにCEI高速電気仕様での動作も含まれている。OIFは、引き続きCEI高速電気仕様、CEI-Pプロジェクトを進めていく、としている。

光半導体デバイス5社、TOSA/ROSA MSA合意内容を公開

6/8,  2004 ユーディナデバイス(株)、三菱電機(株)、沖電気工業(株)、日本オプネクスト()、住友電気工業(株)は、今年2月に締結した光デバイスのマルチソース・アグリーメント(XMD-MSA)に基づく共通仕様を公開した。

今回公開されたのは、実用化が近い20km以下の伝送に使用される光デバイスの仕様。XMD-MSAでは引き続き20km以上で使用される光デバイスの仕様を検討している。

XMD-MSAの目的は、大容量ネットワーク及びストレージシステムに適用できる、世界最小の10 Gbit/s XFPモジュールに対応したTOSA/ROSAデバイスの互換製品供給の確立にある。対象としているのは、10GbpsEthernet、10GbpsFCおよびSONET OC-192 などの10 Gbpsインタフェース規格に準拠した光デバイス。

公開となったのは、20km以下の伝送に使用する直接変調DFB型/ファブリペロー型レーザTOSAおよびPIN-TIA ROSAの仕様。同TOSA/ROSAは置き換え可能を目的として以下の仕様を決めている。

(1)XFP光ヘッドのデザインを決める光コネクタインタフェース構造

(2)フレキシブル基板を使用したXFPの回路基板への接続方式、接続のためのパターンおよびパターン機能の仕様

(3)光・電気特性の仕様

 フレキシブル基板を用いることにより各社のパッケージデザインの差を吸収した。この結果、ユーザは同一のケース構造や回路基板デザインで、複数サプライヤの光デバイスを使用できる。

仕様はMSAのメンバー各社から入手可能。

XMD-MSAでは引き続き20km以上の長距離伝送に適用する半導体外部変調器型TOSAおよびAPD-TIA ROSAに関する仕様も検討している。